2008年 02月 16日
ダビットスン |
死んだ親父の憧れがハーレーダビットソンだった。
親父はコイツをハーレーと呼ばずに、「ダビットスン」と呼んでいた。
アメリカ生まれで、6歳の頃に日本に帰化。 向こうでは移民として暮らしていた。
ちなみに、普段我々が履いてるシーンズは「エップルパンス」と言ってたそうだ。
アメ横あたりで「エップルパンス」を知らない者はモグリでアホだと言う。
戦後まもない話である。(笑
親父はハナから大型免許を持っていて、その免許の習得の仕方が凄い。
近所の学校へ自前のバイクを持参し、そこで校庭を一周すればその場で
もらえたらしい。(笑
今から考えればウソの様な話だが、事実だ。 校庭一周はエンスト起こしても、コケても、
試験管からやり直しを命ぜられ、合格するまで走る。
合格は白旗一発である。 やり直しは赤旗フリフリだった。
こんな調子で誰でも免許が取れた。 実に天国的な楽勝世界じゃないか・・・(笑
ヘルメットもいらないし、バックミラーもあってもなくてもいいような頃のお話。。
呉の歩道でダビットスンに遭遇した。
親父の憧れたバイクだ。 もちろん、親父はハーレーについぞ乗れなかった。
乗ってたのは、「陸王」だ。 結婚してそいつは「メグロ」に変わった。
あの親父の話をまた思い出してしまった。
Semi Lyra
by sencho6207
| 2008-02-16 11:35